新潟ベンチャーキャピタル株式会社(代表取締役:永瀬 俊彦)は2025年3月24日の投資決定委員会を経て、地方創生新潟2号ファンド(注2)より、2025年3月28日に、株式会社AIK(代表取締役:宮宗 唯 )(注1)への第三者割当増資による投資を行った事を報告致します。
【株式会社AIKについて】
株式会社AIKは、警備業界に特化したDXソリューションを提供しており、そのビジネス上の強みは多岐にわたります。主な強みとしては、以下の点が挙げられます。
① 警備業界に特化したDXソリューション:
警備業界特有の課題を深く理解し、その解決に特化したクラウド型管制DXシステム「AIK assign」、警備依頼プラットフォーム「AIK order」、キャンセルリスク軽減システム「AIK convert」などの独自のソリューションを提供しています。これにより、警備業務の効率化、コスト削減、安全性向上を実現し、業界のデジタル変革を推進しています。
② 警備会社の経営課題に対する深い理解と支援:
豊富な業界経験とネットワークを活かし、警備会社の経営課題に特化したコンサルティングやDX支援を提供しています。最新技術の導入支援や、独自のローコード・ノーコード開発手法を用いたシステム開発により、警備会社の競争力強化に貢献しています。
③ テクノロジーを活用した革新的なサービス:
「AIK sense」のような、テクノロジーを活用して警備サービスの参入障壁を下げ、中小の警備会社でもホームセキュリティ事業に参入できるようにするサービスを提供しています。
これにより、警備業界全体の活性化とサービスの多様化を促進しています。
④ 警備業専門の職業紹介事業:
警備会社と求職者のマッチングをサポートすることで、警備業界の人材不足解消に貢献しています。
⑤ 積極的な事業提携:
株式会社東洋テック、株式会社BlueMemeのような最新技術を持つ企業と提携することで、DXを加速させ、警備業界の構造改革を促進しています。これらの強みを活かし、株式会社AIKは「警備DXで、新時代の安全保障をつくる」というミッションの実現を目指しています。
<投資決定のポイント>
①自社で警備会社を運営しながら、警備業界に特化したDXソリューションを開発・提供しているビジネスモデルで競合優位性が高いこと。
②データセキュリティーを手がける上場会社・株式会社エルテスを親会社に持ち、データセキュリティーと警備の掛け合わせによる事業シナジーや独自の価値提供が見込めること。
③多くが地方中小企業で形成される「警備市場」において、人材不足の課題解決などを目指したDXを推進するビジネスモデルであり、本事業の成果が「地方中小企業」の成長支援につながること。
④小規模企業が分散する警備業界を対象に、M&Aを行い改善・経営強化に成功した経験を活かし、M&Aを目指しロールアップを実現しようとしており、地方中小企業の事業承継課題の解決や、生産性向上に資すること。
⑤新潟県内の警備事業者との連携や、新潟への事業所開設も期待できるため、新潟の警備人材雇用拡大に寄与する可能性があること。
(注1) 株式会社AIK
■所在地 : 東京都渋谷区南平台町16番29号 グリーン南平台ビル7F
■設立 :2017年8月
■役員 : 代表取締役 宮宗 唯 氏
■資本金 :39,950円(投資前)
■業種 :警備DXソリューションの開発・運営、警備事業(グループ会社)
(注2) 地方創生新潟2号ファンドの概要
■ファンドの名称 : 地方創生新潟2号投資事業有限責任組合
■無限責任組合員 : 新潟ベンチャーキャピタル株式会社
■投資対象 : 主に新潟県内の地方創生に資する企業への投資を行う。 県外企業に関しては、県内経済に大きく影響を及ぼすことが期待できる企業に対し十分な検証を行い、投資の検討を行う。
■根拠法規 : 投資事業有限責任組合法
■ファンド総額 : 1,476,000千円(2025年2月28日時点)
■運用期間 : 2023年10月から2033年9月までの期間。ただし無限責任組合員、有限責任組合員双方の同意により3年延長可能。
【本件に関するお問い合わせ先】
新潟ベンチャーキャピタル株式会社
TEL/FAX: 025-250-6306